アラビア語の母音記号(ハラカート)を付ける
ファトハ、カスラ、ダンマ、スクーン、シャッダ、タンウィーンをイコールキーで打つ、あるいは母音記号のパネルからタップする方法。母音を完全に付けた語の実例つき。
日常のアラビア語は短母音を書かずに綴られます。けれども教材、子ども向けの本、詩、そして正しく音読される ことを想定した文章には、しばしばそれが必要です。文字の上下に付く小さな記号、ハラカートです。
これらが自動で付くことはありません。推測すればテキストの言っている内容が変わってしまうからです。付けるのは あなたの意思で、やり方は二つあります。
記号とそのキー
どの母音記号も、イコールキーに一文字を続けたものです。記号は、その直前に打った文字に付きます。
| 記号 | 名前 | 打ち方 |
|---|---|---|
| َ | ファトハ | =a |
| ِ | カスラ | =i |
| ُ | ダンマ | =u |
| ْ | スクーン | =o |
| ّ | シャッダ | =w |
イコールを二つ重ねるとタンウィーン、つまり二重になった語尾が出ます。
| 記号 | 名前 | 打ち方 |
|---|---|---|
| ً | タンウィーン・ファトフ | ==a |
| ٍ | タンウィーン・カスル | ==i |
| ٌ | タンウィーン・ダンム | ==u |
語に母音を付ける、順を追って
左から右へ進み、それぞれの記号を、属する文字のすぐあとに置きます。
- 形が見えたほうがやりやすければ、まず子音だけ打ちます。
ktbは كتب になります。 - 次に同じ語を記号込みで打ちます。
k=at=ab=aは كَتَبَ になります。 - 母音を一つ変えれば語も変わります。
k=ut=ib=aは كُتِبَ になります。
型はいつも文字、記号、文字、記号です。切り替えるモードもなければ、オンにするものもありません。

実際の語でのシャッダとスクーン
シャッダは子音を重ね、同じ文字の上で母音と並ぶことがよくあります。シャッダを先に、母音をあとに打ちます。
m=uH=am=w=adは مُحَمَّد — م の上のシャッダに、そのあとファトハ。b=is=omは بِسْم — カスラ、そのあと母音のない文字を示すスクーン。k=ut=obは كُتْب になります。
語末のタンウィーンでは、それをふつう支えるアリフが別の文字であることを忘れずに。s'=uk=or==aa は
شُكْرًا になります — タンウィーン、そのあとアリフです。
打つ代わりにタップする
並びを覚えたくないなら、画面上のキーボードの母音記号グループにすべての記号がキーとして並んでいます。 語を打ってから、付けたい記号をタップしてください。打って出す場合とまったく同じように、カーソルの手前の 文字に付きます。
長い文章に母音を付けるときはこちらのほうが楽なことが多いです。どの文字にどの記号だったかを思い出す 代わりに、すべての記号が一度に見えているからです。

記号が違う文字に付いたとき
ほとんどの場合、記号を一文字早く、あるいは一文字遅く打っています。母音記号は直前に来た文字に付くので、
k=atab はファトハを、狙った場所ではなく ك の上に置いてしまいます。
付けたい文字まで消して、そこから打ち直してください。記号はテキストの中では普通の文字なので、バックスペース で一つずつ消えます。
そもそも付けるべきか
たいていは、付けません。標準的なアラビア語の散文はハラカートを省きますし、母音を完全に付けた段落は大人の ネイティブ読者には珍しく映ります — 学習用の文章という合図になるのです。
本領を発揮するのは、読み手が本当にそれを必要とするときです。語学教育、読み方が曖昧な語、人名、正確に 朗誦されることを想定した一行。メッセージや挨拶を書いているなら、付けずにおいてください。
次のステップ
アラビア語キーボードを開いて k=at=ab=a と打ってみてください。この型に慣れれば、
あとは文字が違うだけで同じ考え方です。アラビア語の数字も必要なら、
アラビア語の数字入力がイコールキーのもう一つの役割を
扱っています。
これらの記号を「どう入力するか」ではなく「語の読みに何をしているか」を知りたい場合は、アラビア語リーディング講座がファトハ・カスラ・ダンマ・スクーン・シャッダ・タンウィーンを一つずつ、実際に読める母音記号つきの語とともに扱っています。